今、子どもたちは葉っぱに心を弾ませてきました。保育室の窓から見える桜の葉っぱが風に揺れるのを見るたびに「楽しそうに踊ってる」「ゆらゆらブランコしてる」と嬉しそうに教えてくれ、風に乗って遠くへ飛んでいくと、その落ちていく先をじっと見つめて「葉っぱのお友だちに会いに行ったんかな？」「寂しいから下の葉っぱの上に落ちたんちゃう？」と想像を広げていました。木の枝と枝の間に葉っぱが積もっているのを見つけると「葉っぱさん、お話してるね」と呟いたり、風がなく葉っぱが静かにしていると「元気がないよ…」と心配し「元気になってね」と声を掛けていて、そんな子どもたちの呟きに心が温まりました。
　葉っぱ遊びでは、葉っぱをコースのように並べて、“葉っぱの道”を作り、どんぐりを転がしてゴールを目指すアスレチック遊びを考える子、葉っぱを『赤ちゃん葉っぱ』『お兄さん葉っぱ』『お母さん葉っぱ』と分けて並べる子、お友だちの葉っぱと合わせて葉っぱいっぱいにしてふかふかの“どんぐりのベッド”を作る子など、思い思いに発想を広げていて、子どもたちの成長を感じます。
　身振り表現でも、葉っぱは風と仲良しで風が吹いてくると風と一緒に遠くまで飛ぶ葉っぱやまだ落ちたくないから木の枝に捕まって“くるくる”“ゆらゆら”ダンスする葉っぱになったりして遊びました。
　秋の遊びを味わう子どもたちでした。