帝塚山学園教育のスタートである帝塚山幼稚園は、「子は学園の宝」の精神のもと、子どもたちが自発的に心を動かし活動できるよう、身近な自然を教育に取り入れた「豊かな心を育てる教育」を行います。
幼児期は人間形成の基礎を培うとても重要な時期です。この時期にこそ必要な環境や体験を惜しみなく提供し、一人ひとりの「生きる力」の芽生えを大切に、心身ともにはつらつとした子どもを育みます。
帝塚山教育の父 森 礒吉先生(1895〜1975)のことば
教育や学校には、よい人間を作るということを目標とするもの ─ 言いかえれば普通教育と、専門の学問・技術・芸能等を探求発展せしめんとする教育 ─ 専門教育・技術教育・職業教育がある。しかし、さらに「よい人間をつくる」 「人間性を養う」 「よい人柄をつくる」 「よい品性をつくる」ということを如何なる教育においてもその根本理念として忘れてはならないと思う。
教育においては個性は尊重されるだけでは足りない。同時に個性を生かす教育でなければならない。伸びよう伸びようとする心身を正しく伸ばして行くように教育者は見守ってやらなければならない。
(森 礒吉先生「遺稿集」“教育語録”より抜粋)
本学園の校章について
本学園の校章には、松の種に託された、成長へ願いが込められています。はじめは誰でも小さな種である。しかし、大地からたっぶりと養分を吸い取り、陽光をからだいっぱいに浴び、大きく立派に成長していって欲しい。こんな願いを教師自ら、教育の実践に生かしています。